キーワード検索
キーワード検索
2024/07/01更新
沖縄旧盆
ウンケー
旧暦の7月7日はタナバタですが、沖縄の七夕はお墓をお掃除し、ご先祖様にお盆が近づいた事をお知らせし、盆のお迎えの案内をする日です。
先祖の霊をお迎えする前日までに(旧暦の13日)仏壇を掃除し、製菓や灯篭、果物等を仏壇に飾りお供えします。位牌と香も盆入りの2~3日前(または旧暦の13日の午前中)までにはそれぞれきれいに掃除します。
位牌の掃除
ぬるま湯で手早く洗い水気を取り乾かしよく磨く。
香炉
こし器で線香の焚き残りを取り除き、香炉に灰をもどし、香炉全体もきれいにします。
準備ができたらお迎えの用意ができたと報告をし、掌を合わせます
家庭によってお供え物は多少変化しますが、一般的なものを下記にあげます。
ソーローバーシ
メドハギの枝を均等に切りそろえご先祖様専用のお箸となります。
ソーローホーチ
ソーローバーシの穂先を集めて作ったちいさなほうきです。祖霊の服の汚れや足洗いのためとされています。ソーローホーチと水をはったボウルはお迎え時までに玄関へ用意します。
さとうきび
長くカットされていないものは、ご先祖様の「つえ」や、お土産を吊るすために用いるとされ、短くカットされ、三角形となるように形作られているものに関してはご先祖様へのお土産用とされています。
果物
スイカ、バナナ、パイン、ナシ、りんご、ブドウ、キウイ、オレンジなどそれぞれ家庭により異なるようです。
ガンシナ
ご先祖様がお土産を頭に載せて運ぶのに使うとされている。
ウチカビ
あの世のお金です。ウークイの日に焼いてお届けするもので、最上級の供養とされています。
ミンヌク
お盆の期間中「チガリムン」(不運なもの)に食べさせるものとして仏壇の左下に供えるものです。
お盆入りの13日の夕方から先祖が帰ってくると言われています。墓へ出向き、祖霊に案内をかけ、家まで導きます。(地域によっては玄関先で線香を焚きそのまま家の中へ案内する家庭もあるようです。)
家の門の前で線香を焚き、今日がお盆であることや歓迎の趣旨のお祈りを捧げます。そのまま線香を仏壇の香炉へたて、お迎えの儀とします。この時、仏壇にはウンケージューシーや団子、酢の物などをお供えしておきます。
玄関に用意したソーローホーチと水をはったボウルを仏壇の下へ移動し、(足のよごれなどをはらうためのほうきの意味があります)線香が全部燃えたら手を合わせ食事を下げ、家族でいただきます。
-夕食-
ウンケージューシー、吸い物、酢の物、ウンケーダーク(お迎えのお団子)