野国総管■野国総管と聞くとサツマイモを琉球に持ち帰った者として有名な人物名だと思われがちだが、北谷間切野国村の進貢船乗組員の総管という役職名称の事。
■該当する総管職の人物は、野国村の百姓であった「与那覇 松」ではないかとされている。
■後に野国総管が中国から持ち返ったサツマイモの話を儀間真常が聞き、栽培法などを習い、全島に広めていった。
■野国総管がサツマイモを持ち帰り、儀間真常が普及させ、農民などの餓死が軽減されたことから、蔡温を含めた3人が奥武山の世持神社にまつられている。
■「野國總管まつり」…毎年秋に嘉手納町で催されるお祭り。
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北山監守■旧北山国(現今帰仁村を中心とした沖縄本島北部)の監視及び統治を目的として設けられた琉球王国の官職。
■中山王・思紹の子・巴志が怕尼芝王統(北山王国)・攀安知を攻略した後、次男尚忠を北山監守として置いたのが始まり。
■今帰仁朝幸が最後の北山監守となり、第二尚氏王統・10代目王・尚質王の1665年に廃止された。
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