藩閥→元勲→官僚が務めた地方自治の長。
[制度] [官職]
生没年:1868~1947
■選挙による知事選出法以前の国や省庁により任命された知事の事。
■1868年(明治元年)政体書により知府事、知県事が設置され、1871年7月の廃藩置県を経て、第二次世界大戦後「地方自治法」が施行される1947年まで続いた制度で、内務省の地方行政部門の官僚が各地の知事として就任した。
■1871年(廃藩置県)~1886年の間は地方長官を除き、県令という呼称で呼ばれた。
在任16年「琉球王」の異名を取る、4代目官選知事
[人物] [官選知事]
■出身:薩摩藩
■内務権大書記官→農商務権大書記官→静岡
県令→日本鉄道社長→貴族院勅選議員→沖縄県知事→貴族院勅選議員。
■杣山問題で
謝花昇と争った。
■男爵。
■在任期間:1892/7/20~1908/4/6
(和暦:明治25年~明治41年)
5代目県令・1代目官選知事
[人物] [県令] [官選知事]
■出身:薩摩藩。
■(1868年戊辰戦争)二番遊撃隊隊長→第1経営部司令官→静岡県令→警視総監→元老院議官→沖縄県令→沖縄県知事→元老院議官→貴族院子爵議員→鹿児島県知事。
■子爵。
■県令在任期間:1886/4/27~1886/7/19
(和暦:明治19年~明治19年)
■県知事在任期間:1886/7/19~1887/4/14
(和暦:明治19年~明治20年)
4代目県令
[人物] [県令]
■出身:彦根藩
■1868年戊辰戦争従軍→内務省警保局長→沖縄県令→内務省土木局長→大阪府知事→(第1次松方内閣)農商務次官。
■在任期間:1883/12/21~1886/4/27
(和暦:明治16年~明治19年)
3代目県令
[人物] [県令]
■出身:土佐藩
■初代北海道庁長官。
■鹿児島県令→農商務大臣→宮中顧問官→元老院議官→沖縄県令→北海道庁長官→元老院議官→(第1次山縣内閣)農商務大臣→貴族院議員。
■男爵。
■在任期間:1883/4/22~1883/12/21
(和暦:明治16年~明治16年)
2代目県令
[人物] [県令]
■出身:出羽米沢藩。
■出羽米沢藩の第13代の藩主。
■藩主→(1869年6月版籍奉還)米沢藩知事→沖縄
県令→元老院議官。
■伯爵。
■沖縄全島を視察し「上杉
県令巡回日誌」を残した。
■1882年:
謝花昇、太田朝敷ら5人を第1回県費留学生として東京に派遣。
■在任期間:1881/5/18~1883/4/22
(和暦:明治14年~明治16年)
1代目県令
[人物] [県令]
■出身:肥前鹿島藩。
■肥前鹿島藩の第13代藩主。
■藩主→(1869年6月版籍奉還)鹿島藩知事→明治天皇侍従→宮内御用掛・文学御用掛→初代沖縄県令→元老院議官→帝室制度調査委員→貴族院議員。
■子爵。
■在任期間:1879/5/19~1881/5/18
(和暦:明治12年~明治14年)
県令心得
[人物] [県令]
■出身:長州藩
■長州藩士→(1868年戊辰戦争)東海道鎮撫総督参謀、東征大総督府参謀補助、奥羽鎮撫総督参謀、仙台追討総軍監→兵部省・兵部少丞→陸軍省・陸軍少丞→内務省・内務少丞→内務少書記官→沖縄県令心得→長野県令→元老院議官→貴族院議員。
■男爵。
■在任期間:1879/3/27~1879/5/19
(和暦:明治12年~明治12年)