準備→出発→迷う→落とす とりあえず子供の日朝9時に「やっぱ行くんだ!」となり、慌ててピクニック支度。水筒とおやつと…チャーハンくらいは作っていくか。 歯を磨いて10時には出発。 那覇→330号→高速に乗り損ね沖縄市、確かライカム交差点を右折したら…あれっ?なんか道が違う…新しい…。えぇ~っっと思ってたら泡瀬交差点。 最近南部も中部も新しい道があちこちできて、あまり那覇から出なくなった僕はちょっと浦島太郎気味。 なんとかこどもの国まで到着し、10歳、8歳、6歳に携帯2つと現金を持たせ「行ってこ~い」。 ゴールデンウィークのこどもの国には何度か来たことがあり、園内の駐車場はあっという間に埋まってしまい近隣の市役所や運動公園などの駐車場に車を停め、 シャトルバスで送迎というパターンはわかっていたので係員の言うまま沖縄市陸上競技場の駐車場に。 子供は現場に落として先に遊ばせ、親はゆっくり車を停めてから合流するというパターン。ウチでは海洋博公園などでもよくこの手を使う。 「…なぜ?」答え→終始付き合ってたら体力が続かないため。あと「なぜここには写真がないの?」 答え→この時点では記事を書こうなんてさっぱり思ってなかったため。 [ページトップへ] 入園~「ヤシの木通り」 子供を放し、車を停めシャトルバスに乗るため行列に並び、バスに揺られて1時間ほどして「こどもの国」に到着。 この1時間も子供3人連れてたら「静かにしなさい!」とか「うるさい!」とか結構やきもきするのだが、夫婦二人だとまったりとした時間になり、 バスの車窓からの景色も楽しめるので素敵な時間に変わる。なんといっても疲れない。 それもこれも長女と次女がしっかりしているからできる技だ。今頃うーまくー(やんちゃ)な末っ子の相手を両親に成り代わりやっているはずだ。 「えらい!えらいぞ!!」このまま末っ子が就職するまで育ててくれないかな。 基本長女と末っ子は仲が良いので以外といけちゃうかも。今度長女に何気に相談してみよう。 ゴールデンウィークのこどもの国は夏祭り会場などと同じく、食べ物をはじめ色々な出店が出ていて歩いているだけでも楽しい。 定番になっているポニーの乗馬体験(一周500円)やエサやり(200円)もいつも通りやっていた。手書きのポップがかわいく飼育員さんの愛情が伝わる感じがする。 「ヤシの木通り」を抜けて子供たちのいる「動物園エリア」へ向かう。 [ページトップへ] 「琉球列島舎アークおきまる」 メリーゴーランドの横から勾配のある坂道を登ったら「琉球列島舎アークおきまる」。 ここではカンムリワシやサシバ、サギ、コウモリ、爬虫類、両生類など沖縄に生息する生き物をみる事ができる。 琉球列島は多くの島々で構成され南北に長い為、それぞれの島やエリア独特の生物がいる事がわかる。大人なのでじっくり解説を読みたいのだが、 とりあえず子供達を放置しているので先を急ぐ。 ちなみに写真にある「木の枝からぶら下がった物体」はコウモリ君。もちろん何度か見たことはあるのだが、今回はどうしても写真に収めておきたかった。 …だって、本当にやる気がなさそうなんだもん。 なんで君はそんな頭に血が上りそうな変な恰好で「ほわっ」としていられるんだ…しかも長時間… [ページトップへ] 動物園エリア…「獣魂碑」 さるの檻 エミュー 「琉球列島舎アークおきまる」を抜けてアニメ「ペンギンズ」のジュリアンで親しみのあるワオキツネザルやカラフルなマントヒヒのいるおさるの檻を通り過ぎ、 オーストラリア原産の平胸類ダチョウ目エミューに目をやりつつ人ごみを抜け、 子供の元に急いでいたら「獣魂碑」という石碑が目に入り足が止まってしまった。 なるほど…そらそうだ…。動物園というのは地域の子供達に世界中に生息する生きた動物たちを紹介する場所だ。 そして生きた外国の動物を見て感じて、その経験が生き物を大切にしたり、生命の大切さを学んだりと大きな意味での人間形成につながる。 そういった存在でもあるのだろう。(特に動物園で働く人に何かを聞いてみたわけではないのでその真意を僕はちゃんと理解しているわけではない。) この動物園にも今まで何百頭という動物がおり、それと同時に命の終焉を迎えた動物たちもたくさんいたわけだ。 沢山の沖縄に住む子供達に大きな感動を残し、いずれその動物たちも土に還る。 この「獣魂碑」を見た瞬間、そんなことを考えてしまった。 たくさんの感動を残してくれた動物たちの魂に手を合わせる事を忘れないでおこうと思った。 [ページトップへ] 「爬虫類館」 ビルマニシキヘビ 爬虫類館でやっと子供たちと落ち合う事が出来た。 「ほらほ~ら、お父さんだよ~さみしかったか~ぃ」…まあ、…そんな事もなさそうだ。みんな元気で結構ケッコー。 「はちゅーるい見に行こうぜい!」と親がいようが居まいが元気である。 しかし、子供ってなんで蛇やトカゲ、虫などを見たがるのだろう。彼らが急に動くとキャーキャー言って逃げるのにゲラゲラ笑って超楽しそうだし…。 末っ子に至っては保育園で「虫博士」と異名を取るほどの虫好きだが、彼の両親(つまり我々)はゴキブリ一匹見つけようものなら即座に戦闘モードにチェンジし、夜中だろうが、何時間かかろうが、 家の中がめちゃくちゃになろうがハンターとしての責務を果たすためにゴッキーに立ち向かう程度に「虫・爬虫類嫌い」なのに…。 まあそこは置いておいて、いざ「爬虫類館」に。 東南アジアから来たビルマニシキヘビ君、南アメリカから来たパラグアイカイマン君、イグアナ君(イグアナは和名で本当はイグレシアスと言うらしい。勉強になるな~) ミズオオトカゲ君、地元からシマヘビ君などなど。爬虫類が苦手な僕だがガラスに隔たれた安心感からか結構マジマジと見入ってしまった。 いわゆる怖いもの見たさってヤツだね。 ※左からイグアナ=和名イグレシアス、ミズオオトカゲ、シマヘビ。 [ページトップへ] 「爬虫類園」 シャムワニ 正面 シャムワニ Body パラグアイカイマン 不思議なもので「爬虫類館」にいるヘビやトカゲの類は「キャ~」ってなるのに隣の「爬虫類園」にいるワニやカメはちょっと感覚が違ったものになる。 どちらも怖いには違いないが、例えば道を歩いていてそれぞれに出会ってしまった時、 ■ヘビ→ 飛び上がって「きゃー!」と叫ぶ。 ■ワニ→ 固まって動けない。声も出ない。といった違いがある。 大体さ、ワニって「ホールチキン」骨ごと食べるじゃん。俺あーいうのできないもん。多分チキンの背骨をかみ砕くのも無理だと思うし、それ以前にチキンを生で食べる事すらできないと思う。きっと下痢だけでは済まないでしょ。 ちなみに日本語で一口に「ワニ」と呼ばれる彼ら、「ワニ目」の中でアリゲーター科とクロコダイル科に分かれ、アリゲーターはアメリカ大陸に多く生息し、クロコダイルに比べて体が小さいのが特徴のようだ。 ちょっと変り種で「ガビアル」という口の部分が細いワニもおり、この子は「ガビアル科」とされたり「爬虫綱ワニ目クロコダイル科ガビアル属」とされたりちょっと分類がはっきりしない。 まあ、見た目ですぐわかるんだけどね。 ちなみにワニなのに「カイマン」って付く子達がいますよね。メガネカイマンとか。彼らは「アリゲーター科カイマン属」の子達で主に中南米に生息している仲間達です。 ※「鰐の分類」に関する事項は「Wikipedia」などを参考にさせていただきました。 ミシシッピー・アカミミガメ 笑っちゃいました(笑) なぜか「爬虫類園」の端っこにピグミースローロリスのいる檻が…。丸まって全く動かないのだが、長女がはまっていた。 リスかクマの類かなと思っていたら「霊長目」。お猿さんなんだね。 ピグミースローロリス インドシナ半島東部出身の霊長類。人間の仲間だね。 [ページトップへ] 「屋上広場」で小腹を満たして。 空中園路 屋上広場ではお弁当を広げられる。 爬虫類館の上にある空中園路を登り切ったところにあるのが「屋上広場」と「売店」。 東駐車場に車を停めるとこの建物にある東ゲートから入園することになる。トイレも同じ建物に併設されているので、 お昼時間になると屋上広場はお弁当を広げるファミリーでいっぱいになる。うちも少しお腹が空いたので軽く食事をする事に。 パパ的にはリュックを軽くしてくれるのは非常に助かる。 [ページトップへ] 「ふれあい広場」 動物園とふれあい広場を繋ぐエレベーター。 エレベーター(上階)ふれあい広場奥。 ひよこをだっこできるのだ。 屋上広場から空中園路を降り切ったところにあるエレベーターを上にあがると「ふれあい広場」に出る。 我が家の子供達は基本的にここを目当てにこどもの国に来ている。そして必ずと言っていいほど一か所に居座り「次のお友達に代わって下さ~い」と注意される。 近くでそういう場面を見てしまうとちょっと恥ずかしい。 ここで触れ合える動物は、ヒヨコ、ハツカネズミ、モルモット、ウサギ、カメ、ヤギ、ヘビなど。 きっとここで我が子達は1時間はハマってくれる。その間に俺は休憩するぞ。どっかに座るぞ。壁に横たわって少し寝るぞ。 と心に決め、長女に小遣いを渡し(管理頼む!)なんかあったら電話してくれ…。おい一番ちいさいの、お姉ちゃんのいう事聞けよ。 迷子になったら放送してもらえ。でも恥ずかしいからできるだけ迷子になるな。動物のエサは喰うなよ…。と言い残し休息に最適な場所を探しに…。 【左から】 手洗い場。衛生に配慮してますね~。足洗い場もあります。 ハムスター。エサもあげられるし、手に乗せる事も出来ます。軽~い。エサは菜っ葉、ニンジンなど100円。 ふれあい広場ゲートはこんなかんじ。 【左から】 うさぎ…もちろん触れてエサもあげられます。抱っこは…してもいいのかも…誰もやってなかった。 パーラー…沖縄そばやかき氷を売ってます。値段も良心的。 モルモット…もちろん触れてエサもあげられます。結構大き~い。 【左から】 手洗い場。ほら、あちこちあるでしょ。石鹸もあるしぃ。 ヤギ。触れますしエサもあげられるけど、はじめはなんだかこわ~い。 ヘビは首に巻いてもらえます。…え、パパ?パパは遠慮しとくわ。 [ページトップへ] 「コイの池」 コイの池。人がいっぱい。鯉もお腹いっぱい。 おこぼれを狙う鳩。 食欲旺盛な黒鳥。 コイの池を抜けたら「水とみどりの広場」 軽く仮眠を取りボーッとするのにも飽きた頃、子供たちも飽きたらしく、今度は鯉にエサやりをしに行く。 ふれあい広場から東ゲート向けに坂を下り、ロータリー広場をまわって「コイの池」に。 子供達は黙々とエサやりを始めたがコイがまるで寄って来ない。というよりエサがたくさん湖面に浮いている。 …そか、子供の日だし朝から何万人という人が押し寄せているんだろうから鯉たちもお腹いっぱいなんだね。 そんなことを考えている横で次女はせっせと「ハト」にエサをやっていた。そしてこの「ハト」もせっせと食べていた。 黒鳥にもエサをやり始めまたこの黒鳥もせっせと食べている。…どうやら空気を読むのに聡い次女はとっとと鯉に見切りをつけ、 自分のエサを食べてくれるイキモノを探し当てたようだ。 ここも長女に小遣いを渡し「あとはヨロシク」と「水とみどりの広場」に向かう。 …いや~、子供が小さいうちは大変だったけど大きくなったら楽だな~~~。 [ページトップへ] 沖縄こどもの国の「花と植物」 ハイビスカス? 昼顔? ガーベラ? アメリカセンダングサ? ディモルホセカでは…? 子供の国に来たら「動物園」「ワンダーミュージアム」「ふれあい広場」「コイの池」といった楽しみ方が当たり前だが、 実は結構なボタニックガーデン(植物園)でもある。 5月の初旬、いろいろな花を見つける事が出来た。 春夏秋冬きっと色々な色や形で季節の植物を鑑賞する事ができるはずだ。 [ページトップへ] ワンダーミュージアム~帰り支度 ワンダーミュージアム。通常入場料200円。 チケットゲート メインゲート オールペイントカー(ラッピングカー) 超かわいい~。 こどもの国に来た時の定番「ワンダーミュージアム」。特に子供の日には色々なイベントや催事がある。この日もライブに舞踊、 のど自慢大会などが催されていた。 いつもなら全員でワンダーミュージアムに入るところだが、閉館一時間前になっていたので、僕は一人車を取りに行く事にした。 今から取りに行って帰ってくる頃にはメイン駐車場も多少空きがあるだろう。重い荷物を持って移動するのも大変だしね。 園の外に出るともうすでにシャトルバス待ちの行列が長く続いていた。さて、しばし一人で沖縄市バスの旅を楽しむことにしよう。 [ページトップへ] バスのヒトトキ 帰りのシャトルバス内部 普段バスに乗る生活ではないので、バスの座席に座って流れる景色を眺めて過ごすひと時はちょっと新鮮だった。 よく見るとあちこち変化があるのがわかる。道が変わってたり、真新しい建物が建ってたり。 こどもの国から陸上競技場までは20分ほどで着いた。もうちょっと乗っててもよかったな。 20代の頃は週末によく沖縄市に通っていた。陸上競技場もよく来た。ただ車を停めて仲間内でワイワイだべっていただけだったんだけど、 ちょっと懐かしく感じる。…しかし…こんなきれいな建物だったっけ?改築した?…してる…よね? 帰りのシャトルバス 沖縄市陸上競技場 沖縄市体育館 [ページトップへ] 帰路~中城そば チケットゲート前の出店 こどもの国に戻ってくると案の定メイン駐車場にはちらほら空きがあってスムーズに停める事が出来た。 子供たちを探しに行くと出店で「コイン投げ」の最中。長女は残念ながら欲しかったスケボーはゲットできなかったようだ。 代わりにもらった「ビニールの剣」で末っ子とひとしきり戦いゴッコをした後(元気だね~)「さあ帰ろっか」。 帰りの道も思いっきり間違え迷子になり、やっとわかる場所を見つけたのが「中城そば」。かなり久しぶりだったし、 子供たちも多分帰りの車の中で寝ちゃうだろうと思いここで夕食を。もちろん「おいしかった~」。 毎年毎年やってくるゴールデンウィーク。毎年「どこも行きません!」と宣言する僕。毎年結局どこかの行楽地に行く。 那覇ハーリーなど行かなかった年がない。こどもの国もここ10年で4回は来ている。 きっと来年もどっかに引っ張り出されるんだろうな。 でもまーいっか。毎年少しずつ変化があるから。 来年は小遣いだけ渡して完全にほったらかしてみよう。 そんな事を考えているうちに那覇に到着。…ほら~、やっぱ寝てるし~。年々重くなるのに駐車場からおんぶさせるのだけはやめてくれ…。 中城そば ソーキそば 沖縄そばの「ざるそば」 中城そば前交差点…な~んか一日終わる感じでしょ。 [ページトップへ] 今回の旅の情報 ■ゴールデン・ウィーク中の沖縄こどもの国は、例年「入場料無料」。 ■大変混雑するので、駐車場は「総合運動公園、市役所、小中学校運動場」など臨時駐車場となり、 シャトルバスが巡回している。 ■ゴールデン・ウィークの催し物もある。 ※年次毎の詳細、スケジュールは、 沖縄こどもの国(Okinawa Zoo & Museum)のホームページでご確認ください。 ちなみに通常の料金は… 【一般入場料金】 ■大人 ¥500 ■中学生・高校生 ¥200 ■4歳以上~小学生 ¥100 ■幼児(3歳まで) 無料 (※2013/08/29時点の調査情報となります) [ページトップへ]